中国の習慣:白湯を飲む – 中国人はなぜ白湯を飲むのか

白湯を飲む

白湯(さゆ)が体にいいことは日本でも広く知られており、みなさんも体が冷えた時や風邪の時に飲んだことがあるのではないでしょうか。しかし中国では白湯は一年を通して愛飲され、中国人の白湯へのこだわりは日本人とは違うものがあります。

中国の夏はとても暑いです。特定の地域では40度を超えることもあります。こんな時には冷たい飲み物以外口にしたくないもの。しかし多くの中国人は白湯を飲み続けます。

冷たい水 – 冷水 (Lěng shuǐ)

氷水 – 冰水 (Bīng shuǐ)

ボトル入り氷水 – 一瓶冰水 (Yī píng bīng shuǐ)

なぜ中国人は夏にも白湯を飲む?

中国では冬でも夏でも、天気、気温に関わらず人々は白湯を飲みます。面白いことに、多くの外国人も冬に中国に滞在する際には白湯を飲むようです。

中国のレストランでは年間を通して白湯またはお茶が出されます。どのお店でも熱湯のボイラーを見ることでしょう。「なぜこの暑い日に、白湯を飲まないといけないのか!」と私はいつも自問自答しています。

熱水 – 热水 (Rè shuǐ)

お湯 – 温水 (Wēn shuǐ)

しかし、中国人が白湯を飲むのが好きな理由はたくさんあります。

白湯を飲む – なぜこだわるのか?

#1 中国漢方

白湯を飲む – 白湯の中国語での書き方

中国漢方によると、私たちの体には陰と陽2つのエネルギー源があります。健康でいるためには、陰と陽のバランスが保たれている必要があります。例えば陽が強くなりすぎると、身体は熱を帯び病気になる可能性があります。そのため、常にバランスが保たれるように体を調整しなくてはいけないのです。白湯は陰の飲み物です。そのため、中国で病気にかかると、周りの人や医者からまず初めにたくさんの白湯かお茶を飲むように言われます。冬の間も同様に、風邪をひいたり体調を崩すのを防ぐために、暖かい飲み物を飲むことが良いとされています。

#2 古くからの伝統

「落ち着いて、白湯を飲もう」

中国人はお茶が好きです。そのため、冷たい飲み物に慣れていません。お茶がない場合、次に好まれる飲み物は白湯です。また、「生水」にはお腹に良くない多くの微生物が含まれています。白湯は数千年前から続く中国人の習慣なのです。

20世紀前、特に戦争中、白湯は主な治療法でした。対して「生水」は貧しく無教養であることのシンボルでした。学者やお金持ちはいつでもお茶を飲んでいましたが、戦争が起こるとお茶は貴重品となりました。そのため、お茶を飲む習慣は白湯を飲む習慣へと形を変えました。現在では白湯を飲む習慣は確固とした中国文化として根付いています。

冷たい水を飲みたい場合には、ただ「水」とだけ言うと白湯が出てくる可能性があるので、必ず「冷水」または「氷水」と言うようにしましょう!

#3 コミュニスト党

白湯が政府によって公式に奨励されたのは1930年代のことでした。病気の萬栄を防ぐため、川と井戸から直接生水を飲むことが禁止されたのです。1949年、PRC (中華人民共和国)が建国されると、政府はこの習慣を「愛国衛生キャンペーン」として維持します。これ以降、白湯は中国文化の大きな一部となりました。

#4 遺伝子

全員が知っているわけではありませんが、中国人の消化システムは他の民族よりも弱く脆いことが知られています。そのため、暖かい飲み物や食べ物は消化不良を防ぐのに効果的なのです。食事中のどが乾いたら、消化を助けるために白湯またはぬるま湯を飲むのがいいでしょう。

白湯は本当に体にいいのか?

試してみて分かったのは、白湯は本当に体にいいということです。今では食事中いつでも暖かいお茶や白湯を飲むようになりました。暑い日には、温かい緑ジャスミン茶がお勧めです。飲むとすっきりしますよ!

「落ち着いて、白湯を飲もう」 保持冷静,喝热水 (Bǎochí lěngjìng, hē rè shuǐ)

「落ち着いて、白湯を飲もう」

「落ち着いて、白湯を飲もう」

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